北方四島の現在の状況について、外務省が「ロシアによる不法占拠」(同省HP)とする一方で、安倍首相は同島がロシアに「不法占拠」された状態と認識しているのかを問われても、「政府の法的立場には変わりわない」と答弁するにとどまっている。 政府は従来の「ロシアによる不法占拠」とは異なる立場に基づいて、ロシア…
北方四島の現在の状況について、外務省が「ロシアによる不法占拠」(同省HP)とする一方で、安倍首相は同島がロシアに「不法占拠」された状態と認識しているのかを問われても、「政府の法的立場には変わりわない」と答弁するにとどまっている。 政府は従来の「ロシアによる不法占拠」とは異なる立場に基づいて、ロシアへの北方領土の解決策を提示しているのだろうか。
政府の立場として、北方四島が「我が国固有の領土」であることに変わりはないか。また「我が国固有の領土」と「我が国が主権を有する島」とは同様の趣旨との認識で間違いないか。
ロシアのラブロフ外相は、日ロ平和条約締結交渉に関し、「第二次世界大戦の結果を認めることが、平和条約に向けての不変の一歩」といった趣旨の発言を行っている。政府は、北方領土が第二次世界停戦の結果として合法的にロシア領になったとの見解を認めるのか、もしくは北方領土の現在の状況はロシアによる「不法占拠」と認識しているのか。
北方領土問題に関する政府の法的立場に変わりはなく、北方四島の置かれた状況については、政府の法的評価は一貫している。
ロシア政府関係者の認識について政府として回答する立場にないが、北方四島の状況についての政府の法的評価は一貫している。
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質問主意書名 : | 北方領土に対する政府の見解に関する質問主意書 |
提出先 : | 衆議院 |
提出国会回次 : | 198 |
提出番号 : | 38 |
提出日 : | 2019年2月12日 |
転送日 : | 2019年2月18日 |
答弁書受領日 : | 2019年2月22日 |