文化庁は、会場の安全および事業の円滑な運営を脅かすような重大な事実を申告しなかったとして、あいちトリエンナーレ(国際現代美術展)への補助金の交付を止めた。 この措置は事後検閲であり、芸術文化の振興に大きな委縮効果を与えるとの指摘がなされている。 政治的主張が展示内容に含まれていたことが補助金の…
文化庁は、会場の安全および事業の円滑な運営を脅かすような重大な事実を申告しなかったとして、あいちトリエンナーレ(国際現代美術展)への補助金の交付を止めた。 この措置は事後検閲であり、芸術文化の振興に大きな委縮効果を与えるとの指摘がなされている。
政治的主張が展示内容に含まれていたことが補助金の全額不交付の理由か。また、「表現内容が不適切」との判断は事後検閲ではないと政府は考えているのか。 なお、愛知県知事が法的措置も辞さないとしているが、今回の文化庁の手続きは不透明であり瑕疵があったとは考えていないのか。
文化庁は、「あいちトリエンナーレ」に関する補助金審査に際して、補助金適正化法に定められている現地調査を行ったのか。
「あいちトリエンナーレ」への補助金は、来場者を含め展示会場の安全や事業の運営を脅かす重大な事実を認識しておきながら、補助金申請の際にその事実を申告しなかったことが不適当な行為であったために不交付とし、関係法令に従い適切に決定した。 なお、「事後検閲」についてはその意味するところが明らかでなく、回答は困難である。
補助金交付の申請後に文化庁職員が各会場に赴いた事実はない。
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質問主意書名 : | 文化庁のあいちトリエンナーレへの補助金不交付措置に関する質問主意書 |
提出先 : | 参議院 |
提出国会回次 : | 200 |
提出番号 : | 7 |
提出日 : | 2019年10月4日 |
転送日 : | 2019年10月9日 |
答弁書受領日 : | 2019年10月15日 |