今治市が文化財指定している日本固有の馬、野間馬に関する質問主意書

提出議員 : 生方 幸夫

愛媛県今治市の天然記念物である野間馬は日本在来8種の一つで、天皇・皇后両陛下が沖縄訪問中の3月28日に乗馬訓練の大切な思い出として言及した宮古馬とも特徴が似ている馬である。 加計学園は、今治市の委託で野間馬を飼育する野間馬ハイランドでの馬の診察などについて、同学園の認可申請の実験・実習項目に含めて…

愛媛県今治市の天然記念物である野間馬は日本在来8種の一つで、天皇・皇后両陛下が沖縄訪問中の3月28日に乗馬訓練の大切な思い出として言及した宮古馬とも特徴が似ている馬である。 加計学園は、今治市の委託で野間馬を飼育する野間馬ハイランドでの馬の診察などについて、同学園の認可申請の実験・実習項目に含めている。天然記念物保護の観点から、同学園の実習計画への懸念が高まっている。

  • 野間馬のような希少馬を獣医師免許を持たない未熟な学生が扱うのは種の保存の観点からも不適切ではないか。

  • 濃い血統を持つ野間馬は研究者にとっても貴重な検体だが、動物実験の検体として利用されることはないのか。

  • 野間馬ハイランドは加計学園の多くの実習科目を受け入れるとのことだが、それにより同牧場での野間馬の飼育環境が悪化する可能性はないか。

  • 加計学園の提出した書類には、実験・実習項目について「のまうまハイランドで飼育されているウマを対象とし、教員が実施する定期健康診断及び繁殖検診を含む産業動物診療に同行する」との記載がある。今治市の指定文化財である野間馬の取り扱いについては、同市で適切に判断するべきである。

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 詳細情報

質問主意書名 :今治市が文化財指定している日本固有の馬、野間馬に関する質問主意書 
提出先 :衆議院
提出国会回次 :196
提出番号 :193
提出日 :2018年3月30日
転送日 :2018年4月4日
答弁書受領日 :2018年4月10日

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