「医薬分業の欠点」にかかる政府の今後の展望に関する質問主意書

出典:厚生労働省HP

提出議員 : 川田 龍平

「医薬分業」における欠点として、負担増加に伴う「サービスの向上」・「分業の効果」を国民が実感できないことが挙げられている。 国民は医薬分業による負担増加に見合う「サービスの向上」・「分業の効果」を実感できていない。実感を伴う施策をどのように実行し、国民に知ってもらうのか。 「医薬分業の欠点…

「医薬分業」における欠点として、負担増加に伴う「サービスの向上」・「分業の効果」を国民が実感できないことが挙げられている。

  • 国民は医薬分業による負担増加に見合う「サービスの向上」・「分業の効果」を実感できていない。実感を伴う施策をどのように実行し、国民に知ってもらうのか。

  • 「医薬分業の欠点」として移動距離の増加という物理的負担が指摘されている。この負担は、薬物療法の有効性・安全性確保に勝る程致命的なものなのか。薬物療法の安全性確保は国家的使命であり、「誓いの碑」を設置した原点に戻り、医薬分業の果たす役割を国民に解かり易く説明するべきではないか。

  • 「薬物療法の安全性確保」を顧みない行為を行った場合、その医薬分業に従事する者は厳しく処罰されるべきではないか。

  • 「国民が負担の増加に見合う “サービスの向上” や “分業の効果” を実感していないとするならば、実感を伴う施策の意味するところが必ずしも明らかではないが※」、2015年に「患者のための薬局ビジョン」を公表し、地域住民に「かかりつけ薬剤師・薬局」の意義を説明する取組を実施している。また毎年10月17~23日までを「薬と健康の週間」とし、2017年には「かかりつけ薬剤師・薬局」を持つ利点を国民に普及啓発する取組などを実施している。

  • ” 国民が負担の増加に見合う 「サービスの向上」や「分業の効果」を実感していないとするならば、実感を伴う施策の意味するところが必ずしも明らかではないが※ “、2015年に「患者のための薬局ビジョン」を公表し、地域住民に「かかりつけ薬剤師・薬局」の意義を説明する取組を実施している。また毎年10月17~23日までを「薬と健康の週間」とし、2017年には「かかりつけ薬剤師・薬局」を持つ利点を国民に普及啓発する取組などを実施している。

  • 「移動距離が増加する」ことと「薬物療法の有効性・安全性の確保」について単純に比較することはできないが※、薬剤師が薬剤情報を一元的・継続的に管理し、患者の服薬状況を確認することで「薬物療法の有効性・安全性」を確保していかなければならないと考えている。

  • 「薬物療法の安全性確保を顧みない行為」及び「厳しく処罰」の意味するところが必ずしも明らかではないが※、薬事法に違反した医薬分業の従事者には、厳正に行政処分などを行う。

※原文を一部修正し引用しました。

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 詳細情報

質問主意書名 :「医薬分業の欠点」にかかる政府の今後の展望に関する質問主意書 
提出先 :参議院
提出国会回次 :195
提出番号 :20
提出日 :2017年11月22日
転送日 :2017年11月27日
答弁書受領日 :2017年12月1日

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