台湾で発生した地震を受けて官邸ホームページに掲載された台湾向けのメッセージにおいて、当初記述があった蔡英文総統閣下の宛名が削除された。総統が国家元首を意味することから、中国の批判を受けて削除したとの見方もある。通常国家元首を宛名としている中で、今回宛名を削除した背景には、どのような判断があったのだ…
台湾で発生した地震を受けて官邸ホームページに掲載された台湾向けのメッセージにおいて、当初記述があった蔡英文総統閣下の宛名が削除された。総統が国家元首を意味することから、中国の批判を受けて削除したとの見方もある。通常国家元首を宛名としている中で、今回宛名を削除した背景には、どのような判断があったのだろうか。
2016年の台湾地震のメッセージでは「馬英九総統宛て」と当時の総統が宛名とされているが、「幅広い皆さま」を宛名とした今回のメッセージは前回と意味合いや対象者の範囲が異なっているのか。
「蔡英文総統閣下」の宛名はいつ誰の判断の下、削除されたのか。また中国外務省からの申し入れに対して日本はどう対応したのか。
日本は蔡英文氏を台湾の国家元首である総統と認めているのか。
「お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが※」、他国への個別のメッセージはその都度総合的に判断して出されるべきだと考えている。
削除の理由については先の答弁書で述べたとおりである。
「お尋ねの “総統として認めている” の意味するところが明らかではなく※」、回答が困難であるが、台湾に対する日本の立場は1972年の日中共同声明で示したとおりである。
※ 原文を一部加工し引用しました。
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質問主意書名 : | 台湾の蔡英文総統へのお見舞いメッセージに関する質問主意書 |
提出先 : | 衆議院 |
提出国会回次 : | 196 |
提出番号 : | 159 |
提出日 : | 2018年3月16日 |
転送日 : | 2018年3月22日 |
答弁書受領日 : | 2018年3月27日 |