前川喜平前事務次官の授業内容の報告を文部科学省が求めたことに関する質問主意書

出典:文部科学省HP

提出議員 : 初鹿 明博

文部科学省は名名古屋市立中学校で前川喜平前事務次官が講演を行ったことについて、名古屋市教育委員会に授業内容の報告を求めたとの報道があった。文部科学省が報告を求めるに至ったのは外部から何らかの働きかけがあったからではないか。 文部科学省が講演を知ったきっかけは外部からの指摘によるのか。文部科学省…

文部科学省は名名古屋市立中学校で前川喜平前事務次官が講演を行ったことについて、名古屋市教育委員会に授業内容の報告を求めたとの報道があった。文部科学省が報告を求めるに至ったのは外部から何らかの働きかけがあったからではないか。

  • 文部科学省が講演を知ったきっかけは外部からの指摘によるのか。文部科学省に事前にあったとされる問い合わせは、文部科学大臣や副大臣、大臣政務官等の政治家が行ったのか。なお、文部科学省は公立学校での外部講師による講演に関して、今後も教育委員会に報告を求めていくのか。

  • 文部科学省が教育委員会に報告を求めたのは政治家等の外部の指示ではなく、高橋道和教育局長の判断によるのか。報告を求める文書及び質問事項の作成に関して、政治家から何らかの要請や指示はなかったのか。また文書を作成した職員の役職はなにか。

  • 文部科学大臣への報告は、事後報告となる3月12日に行われた。報告を求める根拠とした法律(地方教育行政の組織及び運営に関する法律)には「文部科学大臣は」と記されている。大臣が知らない中で行われている今回の件は、法令上の規定を満たしていないのではないか。

  • 政府は2018年2月17日に元文部科学大臣政務官の参議院議員からの連絡を受けて本件講演を把握した。その後文部科学省が、名古屋市教育委員会に対し本件講演について以下内容の調査を行った。 今後も市区町村教育委員会に対して報告を求めるかどうかは、外部講師による講演が授業の一環かどうかや当該公演の内容等によって異なるので、回答は困難である。

  • 授業の目的や内容

  • 前事務次官を招いた経緯と理由

  • 公開授業とした狙い

  • 保護者や生徒の反応

  • 授業の講演録や録音テープの提供

  • 「お尋ねの ” 政治家からの要請もしくは指示に基づいて質問事項を作成した” の意味するところが必ずしも明らかではないが※」、本調査は高橋文部科学省初等中等教育局長の判断で行われ、文書は同局長の指示により同局教育課程課の課長補佐が作成した。

  • 「お尋ねの “大臣自身が知らない中で行われている今回の件は、法令上の規定を満たしていない” の趣旨が必ずしも明らかではないが※」、文部科学省組織令では文部科学省中等教育局が初等中等教育の振興に関する企画や立案等の事務を行うとされており、法令上の規定を満たしていないとの指摘には当たらない。

※ 原文を一部加工し引用しました。

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 詳細情報

質問主意書名 :前川喜平前事務次官の授業内容の報告を文部科学省が求めたことに関する質問主意書 
提出先 :衆議院
提出国会回次 :196
提出番号 :164
提出日 :2018年3月19日
転送日 :2018年3月22日
答弁書受領日 :2018年3月27日

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